WHOが「必須医薬品リスト」の来春改訂案を提示
2004-11-26
WHOが「必須医薬品リスト」の来春改訂案を提示
(キーワード: WHO、必須医薬品リスト改訂、カルシウム拮抗剤、テオフィリン、
フッ化ナトリウム、クロモグリク酸)
WHO(世界保健機構)必須医薬品リストの改訂のための専門家会議が、2005年3月7-11日に開催されることが決まりました。 8つの医薬品の追加、34の医薬品の削除、2つの医薬品の復活が提案されています。提案への意見提出が10月31日まで募集されました。。なお、ニフェジピン(に代表されるカルシウム拮抗剤)、テオフィリン(アミノフィリンも)、フッ化ナトリウムなどの削除が提案されているのが注目されます(※1)。
8つの医薬品の追加提案(※2)
セフィキシム、メサドン、ミフェプリストン+ミソ
プロストール、硫酸亜鉛など
34の医薬品の削除提案(※3)
アミノフィリン、クロナゼパム、コデイン、コル
ヒチン、クロモグリク酸、レボフロキサシン、ニ
フェジピン、プロカインアミド、ピランテル、フ
ッ化ナトリウム、テオフィリンなど
2つの医薬品の復活提案(※4)
ヒト免疫グロブリン、フルドロコルチゾン
(T)
[追加情報] 2005年7月必須医薬品リストの改訂版が公表された。アミノフィ
リン、クロナゼパム、クロモグリク酸、テオフィリンなどは、案どおり削除
された。一方、継続収載となったものには、レボフロキサシンなどがあり、
フッ化ナトリウムも「適当な剤型で」となっていたのが「適当な局所剤型で」
と制限されたが、継続収載された。カルシウム拮抗剤については、クラス代
表としてニフェジピンをアムロジピンに替えて継続収載された。