英国BBCが引続き抗うつ剤パロキセチンを取り上げ特集番組を放映
2004-10-21
英国BBCが引続き抗うつ剤パロキセチンを取り上げ特集番組を放映
(キーワード: 英国BBC、ニュース特集番組「パノラマ」、パロキセチン、セロキサット、抗うつ剤、安全性・危険性)
英国の公共放送BBCが、ニュース特集番組「パノラマ」で引続きSSRI(選択的セロトニン再吸収阻害剤)系抗うつ剤・パロキセチンをとりあげ、2004年10月3日に次の題名で放映しました(※1、2)。
「信用して飲んでいる!」
医者が処方する薬は有効で安全と信用して飲んでいるのに!
「パノラマ」は、昨年の11月で放映50周年にもなるBBCの看板番組です。この番組が2002年10月13日に、初めてパロキセチンを取り上げた「セロキサットの秘密」(セロキサットはパロキセチンの英国での商品名、米国・日本での商品名はパキシル)を放映したとき、約450万人が視聴しましたが、とりわけ依存症、離脱反応、自殺傾向などパロキセチンの有害副作用に苦しむ患者・家族からの反響は大きく、1500通のEメールと6万本の電話がBBCに寄せられました。
寄せられたEメール内容の分析を行うなどで続編が製作・放映され、好評のためシリーズ化され、現在までの2年間に実に20回近くの放映を重ねています。それぞれの
番組のストーリーは次のウエブサイトにまとめられています(※3)。これらの一連の取り組みは、優れたテレビ番組として受賞しています。今回の「信用して飲んでいる!」の放映は、それらの集大成とも言える内容です(※4)。
(T)