「けさのクローズアップ『はしかワクチン拒否の実態』」(おはよう日本2019年5月27日放送)についての意見」を提出
2019-11-01
薬害オンブズパースン会議は2019年11月1日、日本放送協会(NHK)に対し、「けさのクローズアップ『はしか ワクチン拒否の実態』」(おはよう日本2019年5月27日放送)についての意見」を提出しました。
日本のはしかの流行はワクチンを拒否する運動とは関係がありません。また、ワクチンの中には、悲惨な副反応被害により国やメーカーの賠償責任が認められた例、安全性への懸念から接種見合わせ等が行われた例、HPVワクチンのように多くの科学論文で危険性が指摘されている例などがあり、個々に有効性と安全性を慎重に検討する必要があります。
しかし、上記の放送は、日本のはしかの流行の原因のひとつがワクチンを拒否する運動である、ワクチンの危険性を訴える情報のほとんどは「誤った情報」であるといった誤解を視聴者に与えるなどしており、放送倫理(放送法4条1項)に反する問題があります。
そこで、当会議では、ウェブサイトに掲載されているダイジェスト版を削除したうえで、今後は、視聴者に偏りのない正確な情報を提供するよう求めています。
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