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「子宮頸がんワクチンの有効性と安全性の評価に関する疫学研究」に関する意見書を提出

2015-12-01

薬害オンブズパースン会議は、2015年12月1日付で、「子宮頸がんワクチンの有効性と安全性の評価に関する疫学研究」に関する意見書を厚生労働大臣宛に提出いたしました。

本意見書は、2015年11月27日開催の第16回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、平成27年度第6回薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会において概要が発表された「子宮頸がんワクチンの有効性と安全性の評価に関する疫学研究」(以下、「本研究」という)の問題点を指摘するものです。意見の趣旨は以下の通りであり、本研究をこれらが実現されないままに実施するべきではないと考えます。

<意見の趣旨>
1 垣添忠生氏及び榎本隆之氏を本研究の分担研究者から除外すべきである。

2 「疼痛並びに運動障害を中心とした多様な症状」の発現頻度並びに関連因子を明らかにすることを目的とした記述疫学研究において、研究対象である症状を特定しないまま研究を開始するものとされている点はきわめて問題であり、まず現在までに報告されている患者の病態を検討し、研究対象となる症状を特定すべきである。

3 研究対象となる症状を特定するにあたり、これまでの研究で得られた知見を活用するため、池田修一氏、西岡久寿樹氏、横田俊平氏など、多数の患者の診察に当たり、その研究成果を発表してきた医師を分担研究者に加えるべきである。

4 本研究に含まれる3つの研究のプロトコール及び調査票等を公開すべきである。

以上