No.32 (2009-11-01)
鈴木利廣(代表) 大学教員・弁護士
50年を超えて今もなお続く薬害の歴史。厚生労働省薬害肝炎検証・再発防止検討委員会の「第一次提言」の更なる前進で、今度こそ医薬品システムの抜本改革。
別府宏圀(副代表)医師・「正しい治療と薬の情報」編集代表
薬害はけっして過去の出来事ではない。日々の研究活動や診療・調剤活動の中に新たな薬害の原因が潜んでいる。
片平洌彦(副代表) 大学教員
1971年、大学院生の時スモン事件に遭遇し、以来、主に薬害問題を研究課題として、38年目になります。薬害C/B型肝炎、イレッサ、タミフル・・・と、今年は薬害被害者支援と根絶のための「関が原」の年。共に頑張りましょう!
水口真寿美(事務局長)弁護士
薬害の歴史と被害者の無念の思いを忘れずに、科学的な誠実さと説明責任を問い続けていきたいと思います。
宮地典子 薬剤師
小学校から専門に至る教育の場で“薬害の歴史と教訓”が位置付けられ、市民と専門家が製薬企業から自立し、当会議が不要となる10年後をめざしたい!
関口正人 弁護士
あらためて、薬をめぐる情報の透明化を追求したいと思います。
八重ゆかり 薬剤師
承認前後で、危険な物質が安全な薬に変わるわけではない。市販後に評価されて初めて薬になる。そのことを再認識したい。
寺岡章雄 薬剤師
科学の成果である医薬品が、薬害を生むことなく必要な患者に役立つよう、薬剤師の一人として力を尽くしたいと思います。
櫻井民子 元大学教員
「パンデミック」の声に押されて「特効薬」に変身、今や大量に備蓄されている薬には、備蓄にふさわしいエビデンスはあるのでしょうか。
増山ゆかり いしずえ理事・薬害サリドマイドの被害者
薬は患者の体を借りて、品質を確かめる商品である。しかし、私たちは、その薬について何を知っているのだろう
野田邦子 薬剤師
薬は魔物、政治と経済を揺り動かし科学を歪める。暴走を止めるのは、国民の真実を見抜く目なのだと思う。
中川素充 弁護士
メタボ,うす毛・・・このままでは私もメディカリゼーションの「餌食」!?「健康」の名の下に市民に迫る製薬企業のマーケティング戦略にメスを!
小林信子 薬剤師・精神医療コーディネーター
医者や薬剤師の専門家といわれる人達も、薬の選択には”情報”がすべて。それがこんなにも危ういとは・・・。判断基準に疑問をもちつつ、自戒を込め、葛藤しながら、活動に参加したいです。
三浦五郎 薬剤師
イレッサと同じ系統の新しい抗癌剤がどんどん発売されてきています。本当に必要な薬なのか、イレッサ薬害を教訓に厳しく評価していく必要があります。
長田三紀 消費者団体役員
薬や関連する様々な問題について、消費者の視点で取り組み、発信していきたい。
後藤真紀子 弁護士
薬害に学ばない医薬品評価では、薬の安全性は保てない。医薬品評価を歪めている原因を探り、医療現場に正しく伝えたい。
隈本邦彦 大学教員・ジャーナリスト
テレビ局記者としての25年間の経験を生かし,オンブズパースン会議の活動成果を世の中に広く発信していきたいと思います。理系出身という経歴も役立つかも・・・(笑)