No.22 (2005-07-01)
パースン一言メッセージ
鈴木利廣(代表)弁護士・東京HIV訴訟原告弁護団
クスリって一体何物?
肥大化する“クスリ社会”。“クスリ”に対する認識の変革が必要な時期だ。“人間とは何か”という問いなのかも知れない。
片平洌彦(副代表)大学教員
当会議の主目的は薬害の防止・根絶ですが、私は「薬害の被害者支援と根絶」を研究と教育の第一のテーマにしています。最近は教育業務が増えて、今年度は遂に、本務校のほか、7大学・大学院(医系4、薬系2、工学系1)で講義を行うハメになりました!
当会議での「研究成果」が大いに役立っています。早く、薬害のない社会を!
別府宏圀(副代表)医師・「正しい治療と薬の情報」編集長
薬による被害は、それを体験した人が一番よく知っています。そして、その苦痛を一番理解していないのは医療のプロを自認している人たちかもしれません。
水口真寿美(事務局長)弁護士・東京HIV訴訟原告弁護団
被害者とともに歩みながら、薬害根絶を願う人々に真の情報を提供していきたいと思います。
浜 六郎 医師・EBMビジランス研究所所長
良い薬と悪い薬(物)とを厳しく見分ける仕事(薬のチェック)を引き続きしていきます。
光石忠敬 弁護士
科学性を装うが科学性のない言説の横行。研究の公正さ(インテグリティ)や、科学的非行の概念と抑止策を議論しルール化する中で、科学的詭弁の出番も減っていくだろうか。
柳 元和 医師・大学教員・「正しい治療と薬の情報」編集委員
昨今の事故隠しや効率優先による大事故の発生を見ていると、薬でもいつ大事件が起らないかと、ひやひやものです。消費者優先の情報提供を目指します。
清水 勉 弁護士・東京市民オンブズマン
薬害エイズ事件報道で安部英・帝京大元副学長に訴えられていた櫻井よしこさんらの勝訴が最高裁で確定。9年の道のりは長かった。
小沢木理 メッセージプロモーター・患者の権利法をつくる会常任世話人
薬害の生産システムが、国という決裁機関に現前とある。情報のパイプに梗塞があって、末端の市民に情報が届かない。このふたつをもみ崩すことが命題。
宮地典子 薬剤師
学生時代に聞かされた「薬好き日本人」、「薬漬け医療」の汚名がいまだに返上できないばかりか、海外の製薬企業の狙いどころとなっています。私たちの活動が汚名返上の巨大なうねりにつながることを願っています。
太田吉泰 消費者問題研究家
今、いろいろなところで「安全対策」の手抜きが進んでいる。薬もそのひとつ。市民の監視の眼を!
関口正人 弁護士
イレッサ問題で、自分たちの利益と立場を守るためなら手段を選ばぬ医官業。チェックの必要性を痛感。
蔵本喜久 大学教員
薬や医療の供給制度改革にとって重要なのは、銭金派市場原理主義ではなく、患者や市民の権利の確保である。
八重ゆかり 薬剤師
社会への責任をはたしているか?自分自身への問いかけとともに、新たな活動の方向性を模索中です。
加藤純二 医師
ガイドラインが患者数を増やし、薬の消費量を増やしている学会があります。もの言わぬ会員にも責任があると思います。
寺岡章雄 薬剤師
医薬品をその職能の対象とする薬剤師として、薬に関係する問題に正面から向き合い、薬害防止と薬剤使用適正化に全力をつくしたいと思います。
櫻井民子 元大学教員
WHOのエッセンシャルドラッグ(必須医薬品)の考え方は、開発途上国のものというわけではなく、私達にとっても基本になるものだと思います。
増山ゆかり いしずえ理事・薬害サリドマイドの被害者
「明日のために、今日できることをする」そういう気持ちで参加しています。
野田邦子 薬剤師
危ない薬が多すぎる。危ないのは、薬そのものだったり、使い方だったり…。
でもあきらめず、安全な薬を安心して使える日本にしたい。そう思ってまたがんばりたいと思います。
中川素充 弁護士
新たにパースンになりました。薬害のない社会にするため、様々な人たちと連携を深め活動したいと思います。