事務局長レター

　皆さんは、パブリックコメント手続をご存じですか？これは、行政機関が政策の立案等を行おうとする際にその案を公表し、期限を設けて、広く国民に意見等を求めるという手続です。私たちにかかわりが深いのは、厚労省のパブリックコメント手続ですが、慌てさせられることが少なくありません。意見募集は厚生労働省のホームページに掲載されるのですが、意見募集がアップされたときには締切まであまり時間がないというケースがあるからです。パブリックコメントを国民の意見を聞いたというアリバイづくりの制度にしないよう改善を求めていく必要があります。
　ところで、独立行政法人医薬品医療機器機総合機構法については、薬害被害者や当会議の運動により、複数の薬害被害者が新法人の審議機関のメンバーとして参加することが厚生労働大臣の国会答弁で約束されました。こちらについても油断は大敵です。薬害被害者の皆さんの審議機関への参加が実りあるものとなるよう、当会議では薬害被害者の皆さんの活動を応援していきたいと思います。