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 連休の最中の5月2日、厚生労働省において専門家による第2回目のイレッサ検討会が開催されました。この会議には当会議のメンバーである別府宏圀医師が参考人として招かれ、イレッサの問題点を指摘したうえで、承認を取り消すべきであるという意見を述べ、浜医師も会場から動物実験データ等第三者による評価を可能とする資料の公開がなされていない問題性などを指摘しました。
 厚生労働省が検討会を設けて、参考人を招いて公開で議論することは評価してよいことですが、連休の谷間の急な招集、癌の専門医に偏った委員の人選、事務局である厚生労働省の筋書き通りと思われる議事進行など、釈然としない点も少なくありません。
 薬の問題を検討するときに、臨床専門医は概して、リスクを軽く評価し、使い続けることに傾く傾向があることは、薬害エイズ事件を初めとする過去の薬害事件が教えるところですが、教訓は生かされていないようです。今後も監視を続けていきたいと思います。

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