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 私達が、効かない薬や危険な薬について、検討結果をまとめて要望書を提出するまでには、定例会議の他に班会議の議論を経るのが通例です。しかも、問題点の整理検討から要望書の文章表現まで、いずれも一回や二回ではまとまりません。とりわけ悩むのは要望書の結論部分です。情報公開の請求や公開質問に止めるのか、それとも、販売中止や承認取消まで求めるのか、意見が分かれて、継続討議ということも少なくありません。最近では「アクトス」という糖尿病治療薬をめぐって大激論が展開されました。
 そんな私達の議論の過程をタイアップ会員の方はもとより市民の方にも是非見ていただこうと、これまで札幌と名古屋で公開会議を開催しました。定例会議で、何回かに分けて行った議論のエッセンスを一回の会議で再現します。ラフなシナリオはあるのですが、議論が始まれば、そんなものはお構いなしです(今のところ既に出した結論と違った結論が出てしまった例はありませんが・・・・)。地方の公開会議に参加したというある製薬企業の方からおもしろかったので是非東京でもという要望をいただきました。だからというわけではないのですが、今年は東京での公開会議を予定しています。

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